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<アクセルスペースメンバーインタビュー vol.1> 共同創業者 永島 隆が語るアクセルスペースの軌跡と未来

AUG - 14 - 2023

INTERVIEW

 2023年はアクセルスペース創業15周年となる節目の年です。そこで今回、これからのアクセルスペースをリードしていくメンバーを紹介する連載をスタートします。
 記念すべき第一回はアクセルスペースの共同創業者であるCo-CTO(宇宙機技術担当)の永島です。宇宙少年だった永島が衛星開発と出会ってから起業に至るまで、そして、アクセルスペースのこれまでとこれからについて語ってもらいました。

プロフィール
永島 隆 /共同創業者・Co-CTO(宇宙機技術担当)
東京大学大学院で世界初のCubeSat開発に携わり、2006年に博士課程を単位取得退学後、東京大学特任研究員を経て、2008 年アクセルスペースの設立に参画(共同創業者)。
シニアフェロー/エンジニアリング本部シニアエンジニアリングユニット長を歴任し、技術開発ロードマップやエンジニア育成計画の策定に従事。技術開発や衛星プロジェクトマネジメントなど、一貫して技術面で会社をリードしている。2023年6月より株式会社アクセルスペース 執行役員 Co-CTO(宇宙機技術担当)に就任。

■宇宙との出会い
生粋の宇宙少年、航空宇宙工学科で衛星づくりの沼にハマる

1999年 CanSat 打ち上げ現場にて 打ち上げ直前の様子

 私が宇宙に興味をもったのは小学生の頃です。ボイジャーの探査計画やスペースシャトルの宇宙飛行のニュースにリアルタイムで触れ、遠い宇宙への憧れを持ちました。冷戦で対立する米ソが宇宙ミッションで手を結んだという報道にも、子どもながら感銘を受けた記憶があります。
 長じても宇宙への想いが冷めることはなく、大学では宇宙工学を専攻しました。衛星に関わるようになったきっかけはCanSat(カンサット)※1です。所属していた研究室の教授の声かけで始まったプロジェクトでした。当時、アメリカでは学生による手製の衛星の打ち上げが行われていましたが、日本の大学では初めての試みでした。遠い先のことだと思っていた衛星づくりは急に目の前の自分の課題になりました。

2003年頃 CanSat 打ち上げ現場にて 打ち上げ成功後

 当時は今のようにオンラインで部品を買うなどということはできなかったので、毎日誰かが大学の研究室から秋葉原まで自転車を飛ばしていました。実際に衛星をつくり始めると、授業で習った知識だけでは全く足りないことが分かり、他学科の講義を受けたり、自分で調べたりして必要な知識を吸収していきました。つくっては失敗し、また別の方法を考えて…仲間と試行錯誤を繰り返すのが楽しく、“沼”にハマっていったのです。

■アクセルスペース創業
小型衛星の可能性を信じ、仲間とアクセルスペースを創業

アクセルスペース創業後、新オフィスでクリーンルームを組み上げる

 学生時代に打ち込んだ衛星づくりでは、研究者以外にも様々な方の声を聞きました。打ち上げた衛星から偶然データを受信したアマチュア無線家から「こんなに小さな衛星が宇宙で使えるのはすごい」と激励のメッセージが入っていたこともあります。これをエンジニアの自己満足や学生の教育のレベルにとどめておくのはもったいないと思うようになりました。
当時の小型衛星は技術的に未熟で、実用的ではないという見方が大半でしたが、その可能性を信じて、中村たちとアクセルスペースを創業しました。

2009年頃 宇宙空間の環境に耐えられる衛星を開発するため、放射線試験の準備中

 アクセルスペースが初めてつくった衛星はウェザーニューズ社のWNISAT-1です。初号機ということで苦労も多く、想定通りにいかないこともありましたが、2号機で再びチャンスをいただきました。苦しい時に、名も知れない小さな会社に期待してくれる人がいるということが当時は大きな励みになりました。
 その後もいくつかの専用衛星を受注しましたが、衛星を所有・運用するのは一般企業にはハードルが高いということが分かってきました。そこで、画像だけを利用したいという声に応え、自分たちで衛星を運用してオンデマンドで地球観測データを提供するサービスをスタートしました。それがAxelGlobeです。
 AxelGlobeは衛星利用の敷居をさげたという点で、日本の小型衛星サービスの歴史を切り拓く大きな一歩だったのではないかと自負しています。

■今のチャレンジ
衛星利用の促進とサステナビリティの両立を目指す

 時は経ち、今では小型衛星が主流になりつつあります。宇宙ビジネスへの注目の高まりに伴い、衛星開発に関するご相談をいただくことも増えました。
 そこで次なる挑戦として、衛星利用の敷居を下げるサービスに着手しています。2022年春に発表したAxelLinerは製造から打ち上げ、運用までプロジェクト全体をパッケージ化したサービスです。企画設計から試験、打ち上げ手配や運用までをワンストップで完了できるため、宇宙ビジネスを思い描くお客様の期待により早く応えることができます。

Green Spacecraft Standard ロゴ

 量産化により、衛星をより活用していただきやすくする一方で、ともに考え続けなければならないのがサステナビリティです。衛星の場合、開発・製造時の地球環境への配慮はもちろん、運用から廃棄まで活用する宇宙空間での持続可能性も考えなくてはなりません。AxelLinerには構想時からサステナビリティのコンセプトを盛り込んでいます。ミッションを終えたら速やかに次の衛星に場所を譲るというのは、この先も宇宙でビジネスをしていく者として当然の責任だと考えています。
 近年話題となっているスペースデブリの問題にも、事業者として具体的にどう取り組むかを示し、行動していきたいと考え、弊社独自のガイドライン「Green Spacecraft Standard」を定めました。小型衛星ビジネスを切り拓いてきた先駆者として、サステナビリティの面でも業界をリードしていきます。

■思い描く未来・Vision
「宇宙事業は夢があっていいですね」が「私はこんな宇宙事業がしたい」になる日に向けて

 人工衛星に関する技術は驚くほどのスピードで進歩しています。小型衛星にできることはこれからもさらに増えていくことでしょう。アクセルスペースが常にフロントランナーでいられるためには、あらゆる技術進歩にキャッチアップしていかなければなりません。これは非常に大変なことですが、自分たちだけでがんばっていた時と違うのは、会社の成長とともに優秀なメンバーが増えていることです。社外の開発パートナーも増えており、前例のない領域に取り組むにあたって非常に心強く感じています。
 日常会話のなかで、衛星をつくっていると話すと「夢があっていいですね」といわれることがよくあります。それを聞く度にありがたいと思いつつ、当社がミッションに掲げる「Space within Your Reach」はまだまだ遠く、やるべきことは多いのだと思わされます。「夢があっていいですね」の代わりに「私は宇宙でこんなことがしたいんです」と言ってもらいたい。そのためにもAxelLiner事業に力を注いでいきたいと考えています。
 来年には実証衛星初号機Pyxisの打ち上げも予定しています。ぜひAxelLinerの今後に、そしてアクセルスペースにご期待ください。

※1 CanSat(カンサット)
Canは缶から。飲み物の缶にエレクトロニクスを詰めこみ、人工衛星として機能するものをつくるという教育目的のプロジェクト。1999年に砂漠で高度4kmまで打ち上げた実績を皮切りにプロジェクトは各地に広がり、現在に至るまで多くの学生が参加している。

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