
アクセルスペースは「AAA」という社内表彰制度を実施しています。AAAには2つの定義があり、一つは会社への功績をたたえるAxelspace Achievement Award、もう一つは日頃の感謝を伝えるAxelspace Appreciation Awardです。各賞はアクセルスペースの行動指針であるAxelspace Wayに基づいています。
この社員インタビューシリーズは、2024年度のAAA受賞者を紹介します。
第2回は、Axelspace Appreciation Awardの「巻き込みまくったで賞」に選ばれた経営管理本部の田邉さんです。Axelspace Wayの Lead each other を体現する積極的な姿勢が社内で評価されました。
田邉(Tanabe)さん
株式会社アクセルスペースホールディングス
経営管理本部 経営企画グループ 経営企画担当

会社をより高く早く確実に成長させる
「会社の成長を、より高く、より早く、より確実なものにすること」。田邉さんは自身の仕事をこう捉えます。会社が短期・中長期で目標を達成できるよう、事業計画の策定や活動の進捗モニタリングを各部署と伴走し、数字の面から経営を支えています。
田邉さんは経営コンサルティング会社、ベンチャーキャピタルを経て2024年に入社しました。AAAの「巻き込みまくったで賞」に選ばれた時は、入社からわずか5カ月でした。
様々な部門が関わるプロジェクトの推進を担いながら、入社直後から時間を見つけては、経営幹部のほか、様々な役割のメンバーに積極的に声をかけ、全社や各部署の課題に理解を深めてきました。今回の受賞は「これからも頑張れよ」という、みんなからの応援と受け止めています。
「自分はエンジニアのように衛星を作ることはできないが、日々見ている業績や競争力の根底にはそうした自分にできない仕事が存在する」。田邉さんにとってAxelspace WayのLead each otherは、誰かを引っ張っていくというよりも、自分にできない仕事で価値を生み出す仲間の背中を押したり、一緒に進もうとするきっかけをつくったりすることなのです。

会社が持続的に成長するためには
田邉さんは大学で工学部(航空系)を専攻しましたが、エンジニアの道に進む同級生と異なる進路を選び、経営に関するキャリアを歩んできました。2000年代に相次いだ経営破綻のニュースを目にして、社員やその家族の幸せが脅かされる現実に強い問題意識を持ち、なぜ経営は失敗するのか、どうすれば企業は成長し続けられるのか、探求したいと考えたことが理由といいます。
アクセルスペースは各分野で専門性を持ったメンバーが力を結集し、ビジョンである「Space within Your Reach~宇宙を普通の場所に~」を実現していこうとしています。ビジョンの実現には、会社や事業が中長期的に目指す姿を描くこと、より効率よく成果を出せる組織を作ることが必要だと、田邉さんは考えています。
「仲間の話をよく聞き、そして考える。聞いたことに共感しても、必ずあとから考え直して、本質を見抜くことを意識的にやっています」という田邉さん。各部署の目指す姿は何か、そのために解決すべき課題はなにか、解決するための活動が計画に具体化できているか――各部署に問いかけ、一緒に考えます。「会社や各部署の考えありきではなく、まずは個人としてどうしたいかが重要。それを引き出せるように努力しています」
会社はどうすれば持続的に成長できるのか。田邉さんはその答えを、仲間と対話しながら探し続けます。
「アクセルスペースを名実ともに世界に名を馳せる企業にしたい。これからの1、2年は大事な時期です。グローバルで勝ち続けられるような一層強い会社にするために、全力で取り組んでいます」
▶これまでのインタビューはこちら [第1回]