~農業、環境、インフラ向けソリューション提供を目指す~
小型衛星を開発・運用し、誰もが宇宙を利用できる社会を目指して事業を展開する株式会社アクセルスペース(本社:東京都中央区、代表取締役:中村友哉、以下「当社」)はこのたび、オーストラリアを代表する衛星画像および地理空間ソリューションの提供事業者であるGeoimage Pty Ltd (以下「Geoimage」)と新たな販売パートナーシップ契約を締結しました。

このパートナーシップにより、小型地球観測衛星「GRUS-1(グルースワン)」のコンステレーションを運用する当社の技術と、Geoimageのオーストラリアにおける業界専門知識や顧客との強固な関係を組み合わせることで、両社は農業、環境、インフラなどの幅広い業界向けに顧客ニーズに合わせたソリューションを提供していきます。
Geoimageは1988年の創業以来、衛星画像プロバイダーとの強力なパートナーシップと高度な画像処理・分析の技術を特徴に、リモートセンシングの業界をリードしてきました。
当社は、2018年に打ち上げたGRUS-1の初号機と2021年に追加した4機を合わせ、世界のあらゆる地点について地上分解能2.5mの広範囲かつ高頻度な光学画像を提供しています。2026年に次世代地球観測衛星「GRUS-3(グルーススリー)」を7機打ち上げ、撮影頻度や撮影能力、光の波長を捉えるセンサーを向上させることを予定しております。 これらの性能向上によりオーストラリアの産業界および政府系機関に対し、衛星画像を活用した意思決定の支援をさらに強化していきます。
Geoimage Pty Ltd CEOのMark Covington氏のコメント
2023年末にアクセルスペースの本社を初めて訪れた際、その技術力と、そして何よりも経営陣の理念に感銘を受けました。当時、地球観測の未来は、可能な限り高い地上分解能にあると考えていました。いま、私は「それは間違っていた」と喜んで言います。広い撮影幅を備えた複数の衛星で構成されるGRUSのコンステレーションには、非常に広大な地域を迅速に撮影する能力があります。アクセルスペースの撮影能力とGeoimageで新たに開発されたサービスを組み合わせることで、大規模な土地管理のための製品を提供できるようになりました。アクセルスペースとのパートナーシップを発表できることを大変うれしく思います。
Geoimageウェブサイト:https://www.geoimage.com.au/
アクセルスペース AxelGlobe事業本部長の深澤達彦のコメント
オーストラリア全域にわたる豊富な専門知識と地域との信頼関係を持つGeoimageとパートナーシップを結べることを光栄に思います。Geoimageは、先進的な衛星技術とそれを必要とする産業との間をつなぐ架け橋です。アクセルスペースの使命は、地球観測をより身近で実用的なものにすることです。Geoimageとの協業を通してオーストラリアの顧客に対し、GRUSコンステレーションによる高品質な画像だけでなく、そのデータを実際のソリューションに変えるために必要な現地の知見と支援を提供することができます。私たちは共に成長し、オーストラリアの環境、農業、インフラ分野のニーズを、現在の「GRUS-1」と次世代の「GRUS-3」の両方によって支えてまいります。
アクセルスペースについて
「Space within Your Reach〜宇宙を普通の場所に〜」をビジョンに掲げ、2008年の創業から世界に先駆けて小型衛星の開発に取り組んできました。小型衛星の設計、製造、軌道上運用における独自技術を基盤に、顧客の宇宙ミッション実現のための衛星開発・運用事業「AxelLiner(アクセルライナー)」、自社の光学衛星コンステレーションによる地球観測データ提供事業「AxelGlobe(アクセルグローブ)」を展開し、多様な産業のニーズに応えるソリューションを提供しています。これらの事業活動を通して、誰もが宇宙を利用できる社会の実現を目指しています。
株式会社アクセルスペース
所在地:東京都中央区日本橋本町3丁目3番3号 Clipニホンバシビル
代表取締役:中村 友哉(なかむら ゆうや)
設立:2008年8月
https://www.axelspace.com/ja/
本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先
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株式会社アクセルスペースホールディングス 経営管理本部 経営企画グループ PR&IRユニット
E-mail:pr@axelspace.com